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妄想シンドローム
第1章 彼女が○○を目指した理由〈ワケ〉




 ジュルジュルと吸い上げる音と、穂奈美の喜悦の声が混ざり合う。


「ひぃんっ! それ、そ……あぁ……っ!」


 穂奈美の願い通り、男は膨れて硬くなるクランベリーに似た突起を舌で転がす。そうすると甘酸っぱい、それこそクランベリーの香りが男の鼻先に満ちてくる。


「あん、ふ、あぁぁ……、あっ……」


 時間をかけてたっぷりと味わっているうちに、穂奈美の白い肢体が魚のように跳ねた。


「イッちゃったのか? じゃあ次はこっちを舐めてやろうな」


「いや、いやっ! もうおかしく、なるぅ」


 穂奈美は男の脂ぎった額を掌で押す。


 しかし男は花びらを割って、蜜口へと舌を伸ばした。


「本当にダメぇ! 欲しいの……、おじさんのソレもう私にちょうだい!」


 穂奈美の白魚のような手が下方へ伸びる。だが体勢的に届くはずはなく、宙を掻くばかり。


「これか? これが欲しいのか? 仕方ないなぁ」


 穂奈美は必死でこくこくと頷く。すると男も満足気に頷いて、穂奈美の脚を肩から下すと、彼女の柔肉へと押し付けた。


 二人の荒い息が重なり、そして遂に男の雄刀が穂奈美の身体を割った――。






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