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妄想シンドローム
第2章 いざ、始動




 成熟した男の性技は、欲求不満だった昌子を虜にさせるのに充分だった。逆に義父にとっても昌子の若々しい肉体は、これ以上なくご馳走だった。


 裸にした昌子を自分の顔の上に跨がせ、極上の酒を呑むかのように、秘所から滴る甘い汁をジュルジュル音を立てて彼は飲む。


 昌子もまた身体を伏せて、老齢とは思えない猛々しい屹立を、必死に舌を使って舐めしゃぶっていた。


「あっ、あっ……お義父さん……そんなにされたら私……」


「イキたくなったらイッてもいいんだよ」


 飴玉でも舐めるように、絶妙な舌遣いで昌子の秘めたる実を義父が舐める。


「ふぁあ……ん!」


 昌子は白い背中を仰け反らして、甲高く喘いだ。


「ダメなの……ダメっ! 私……そこじゃダメなんです……」


 息を荒くした昌子が半分だけ身体をよじって、蕩けそうな眼差しで義父に訴える。


「そうか。昌子さんは中でないとイケないのか」


 深く感じ入った声に、昌子は羞恥で身体が一層熱くなる。


 義父は昌子の下から這い出て身体を起こし、彼女を手招きして膝の上に跨がせた。


「自分で出来るかい? それとも僕がしようか?」


 髪を撫でる大きな掌。思い出の中の夫よりも優しさと安心感をくれる義父。


 つい甘えたくなり、「お義父さんがして……」と小さな声でお願いする。







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