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want to be ...【短編集】
第8章 矢野家訪問
「…今までの女の中で一番最高」
「まーなんてハレンチなこと言うの。
…って。あっ、ちょっと~」
何か言ってる母親を無視して階段を上る。
部屋に入り、水を勢いよく飲み干して机に置いた。
ベッドに近付くと、杏奈はまだ眠っていて。
穿いてた下を脱いでベッドに入り、杏奈の身体を跨ぐ。
「…矢野杏奈。…か」
可愛い寝顔をぼんやりと見つめながらしばらく考える。
杏奈が待つ家に、毎日帰りたいと思う。
喧嘩しても、お互いの悪かったところを認めて仲直りしたいと思う。
杏奈の笑顔を、傍でずっと見ていたいと思う。
怒った顔も、泣き顔も、悲しい顔も、嬉しそうな顔も、この寝顔も。
…全部独り占めしたい。
俺にしか反応しないナカも。
赤い印で埋め尽くした身体も。
ピンクの唇も、ツンと尖った乳首も、全て。
俺だけのものだ…ずーっと。
ぺろりと唇を舐め、首筋に吸い付きマークを付ける。
柔らかな髪を、そっと梳いた。
…あー、ムラムラしてきた。
柔らかい肌に当たる俺のモノがどんどん質を増していって反り勃ってくる。
「…杏奈」
耳元で囁き、ふ、と息を吹き掛ける。
「…、蒼汰ぁ…?」
俺の名前を呼ぶ寝ぼけた声が聞こえた…と同時に。
自分のモノを杏奈の中に突き挿した。
「…っ!ふあ…っ!」
締め付けがヤバくて顔を歪めて息を吐き出す。
「や、はあっ…おっきい、あぁ…っ」
酷く色っぽく顔を歪める杏奈の表情に更に欲情。
喘ぎ声をキスで飲み込みながら…ベッドのスプリングを軋ませて杏奈を突き上げ続け、奥深くに精を放出した。
お互い荒い息を吐いて身体の火照りを冷ます。
俺の下で息を吐きながら鬼畜だのバカだの言って力なく胸板を叩いてくる杏奈。
そんな杏奈の小さな唇を深く塞ぐ。
…と同時に再び律動を開始。
膣の締まり加減が異常だ。
反抗してた杏奈も、回数を重ねる内に俺の身体に腕を巻き付けて応えてくれるようになり、自分から舌も絡めてくれるようになった。
実家に来てまで杏奈に盛る俺。
杏奈のみに反応する俺の精力は底なしらしい。