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want to be ...【短編集】
第8章 矢野家訪問






「もちろんよ、杏奈ちゃん。
これから仲良くしていきましょうね」


「…っ、ありがとうございますっ…」


顔をくっしゃくしゃにして泣く杏奈。


愛しい愛しい、俺の可愛い彼女。


心の中で、杏奈のご両親に伝えた。


「杏奈を生んでくださって、ありがとうございます」


「杏奈を死ぬまで一生愛し抜きます」


と。










杏奈SIDE


部屋に戻ってもひたすら泣きじゃくってるあたしを、抱き締めてくれてる蒼汰が黙って頭を撫でてくれてる。


あぁ…あたたかいな。


蒼汰、大好き。


蒼汰を見上げると、優しい表情であたしの目から流れる涙を拭ってくれて、唇に小さくキスされる。


「…そんな泣いたら明日目腫れるぞ」


「だって嬉しいんだもん…」


「うん、俺も嬉しい」


その言葉と蒼汰の表情に更に涙が溢れる。


「…あたし、矢野杏奈?」


「うん。うわー…凄ぇしっくりくる名前だな。
今日からもう矢野名乗れよ」


「うぅう〜夢みたい〜」


「夢じゃねぇよ。身体に教えようか?」


「…っぐす、卑猥だぁ…」


「子供の名前も。香坂何ちゃらじゃなくて
矢野何ちゃらだからな。合う名前一緒に考えるぞ」


「気が早い〜…」


「俺はいつでも孕ませられますけど?」


「へんたーい…」


「何なら今から励む?」


「まだ早いっ!」


バシッと蒼汰の足を叩くと、抱き寄せられて唇を塞がれ、そのまま2人でベッドに倒れた。


蒼汰の巧みな舌の動き。


2人の舌によって絡む唾液が、媚薬のようにあたしの頭を甘く侵食して…


…気持ちいい。


気持ちいい…


「…っはぁ、はぁ」


「…杏奈。顔エロ…」


「っ、だれのせ…っ、…んぅ」


あたしの唇を啄みながらパジャマのボタンを外していく蒼汰。


「…いい?」


「…やだって言ってもする癖にぃ」


「無理強いはしねぇよ、今日結構シたからな」


「…じゃあ明日にしよう?」


ちょっと甘えた感じで言ってみると。


にぃ、と笑った蒼汰があたしのボタンを留め始めた。


…待って。


その妖しすぎる笑みは何!?


「っ、何で笑って…っ」


「…いやぁ?楽しみだなーと思って。
明日に持ち越しか…。…んー、楽しみ」


…はぁ!?


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