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want to be ...【短編集】
第8章 矢野家訪問
俺の腰に抱き着いてるから杏奈の足がベッドからはみ出てて寒そうだから、布団をずらして掛けてある。
…為、俺が寒い。
下半身は熱いけど上半身が寒い。
上体を起こして腰を引くけど、すがりつくように抱き着かれて何とも言えない気分になる。
「杏奈ー…」
柔らかな髪を撫で、腕をはがそうと掴むけど、
「…、やだぁ…」
なんて甘えた声で言って身体をすり寄せてくる。
…あぁ
もう知らねー…
俺に何されても構わないってことだな?
にぃ、と口角を上げ、杏奈のパジャマの裾をたくし上げて綺麗な背中を晒す。
触れるか触れないかのギリギリのラインをナゾるように手を這わせ、ブラのホックをパチン、と外した。
そしてもう片方の手で杏奈の口元をナゾり、薄く開いた口の中に指先を挿し込む。
出し入れを繰り返し、歯に指を這わせていると。
「ん…」
甘い吐息が頭に響いた。
そして自ら俺の指に舌を絡めてくる。
「っ…」
やば…めちゃくちゃ気持ちいい。
忘れかけてた背中への愛撫を行うことにする。
パジャマのズボンも太ももの途中まで脱がせ、お尻から肩甲骨にかけての背骨を2本指でナゾる。
「ん、はあ….」
と吐息を洩らし、俺の指を舐め上げた杏奈。
俺も身体を屈ませ、杏奈の背中に舌を這わせた。
杏奈の胸を揉みながら、舌を這わせてはキスを落としていく。
やっべ…勃ち上がってきた。
快楽に忠実な俺の硬くなりつつあるモノは、丁度杏奈の顔の下にあって。
それに顔を触れさせたまま俺の指を舐めてる杏奈が俺のポイントをつく度、ビクンと震えた。
「…っ、は…」
ヤバい…ヤバいヤバい。
何かヤバい…
一旦愛撫やめて、自分で処理しよう。
そう思って、後ろに腰を引いたのが間違いだった。
腰を引いたと同時に杏奈の口内から離れた俺の指。
ズボンを下ろし、杏奈の唾液の糸を引いて離れたその手で反り勃ったモノを掴んだ…その時だった。
またすがりつくように抱き締められ、伏し目がちに俺のモノを見つめた杏奈。
「っ…!」
まさか!
そう思ったが時すでに遅し。