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want to be ...【短編集】
第8章 矢野家訪問






「うぁぁぁぁあっ!…っ、ひゃっ…ぁぁああっ!」


杏奈の言葉に滾り、一心不乱に突き上げた。


やがて。


中で波打つ愚息…すげえ。


今までシた騎乗位で一番気持ちよかったかも…


適度に締め付けてくる杏奈の中で緩く動かし、杏奈の中に出し切る。


抜かないまま、肩を大きく上下させてる背中を撫でてやる。


まだイき続けてるらしく、時折びく、びく、と身体を震わせる杏奈。


顔を覗き込むと目を閉じてぐったりしてるから、なんかお互いいろいろ吹っ飛んだな、と思いながら身体を抱き締めた。


「俺も好きだよ、杏奈ちゃん」


意識あんのか?と反応を窺うと、口が変な形になってるからああ聞こえたんだな、と息を吐いた。


…あーすごかった…


正直言うとまだ滾ったままで、このまま抜かずに抱き続ける体力残ってるんだけど、再開するとたぶんもう今日の予定は全部白紙にして杏奈を離せなくなる…


…だろうなあ、と思い、滾りを鎮める為にふー…と大きく息を吐いて目を閉じた。


明け方の、ある意味寝起きでの濃厚な行為。


出し切った後の心地よい快楽が、眠気を連れてきた。





あー…、もうちょい、寝るかな…


しばらく、目を閉じていた。


…いや、寝れねえな…


杏奈の反応が可愛すぎて衝撃で、なんか冴えてきた…


ふと気付くと、すう、すう、と寝息をたててる杏奈。


寝たのか…


起こさないように杏奈の身体を抱いたままゆっくり上体を起こし、あーこのまま突き上げてえ、と思いながらも身体を少しずつずらして、杏奈をベッドを背に寝かせて腕を抜く。


汗で張り付く前髪をずらし、軽く唇を啄んだ。


入ったままだった中からゆっくり愚息を抜き取ると、杏奈の中からじわりと溢れた透明な粘液。


ムラッとしたけど、大人しく避妊具を外してティッシュにくるみ、杏奈の足を戻し、布団をかけた。


時計を見ると6時すぎ。


やーべぇ親起きてんなたぶん…


無駄に広い家の中で、上京前、俺の部屋と両親の寝室は離れていた。


今の寝室の場所は知らないけど、もし隣だったりしたら声響いてたかもしんねえな…


まーいっか、後の祭りだ…


杏奈が寝ているのを確認して、とりあえず下だけを穿いて部屋を出る。


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