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want to be ...【短編集】
第2章 ペアルック
抱けば抱くほど求めてしまう…
杏奈との身体の関係…思い返せばその年月は5年以上にもなる事に気付く。
5年経っても杏奈に飽きない俺。
何でだろう…美咲に飽きなかったように、杏奈もほんと飽きない。
一緒にいて心地いいけどそれだけじゃなくて…度々刺激的な事が訪れるからだな。
…これ、杏奈には絶対言わないけど。
俺の方が圧倒的に気持ちが大きい…と思ってる。
大樹みたいに狂愛とまではいかないが、俺は杏奈を溺愛してる。
もうマジで可愛くて可愛くて…
…あぁ、可愛いっつっても顔じゃなくて、いや顔も可愛いけど、行動や言動、表情がいちいち可愛い。
ころころと表情を変えて、喜怒哀楽を顕著に表現する姿は俺の気持ちを穏やかにしてくれる。
…と同時に俺の隠れた加虐欲もそそられる。
杏奈の泣き顔はマジでそそるし、ゾクッとする時がある。
じゃあSM願望があるのかと聞かれたら首を振る。
そんなんじゃない。
玩具系は何だか抵抗がある…つーか、玩具で気持ちよくなられると萎えてしまう。
俺のより機械の方がいいのかよ、みたいな。
アナルも既に開発してあるが、そこにバイブ突っ込んで秘部には俺のを突き刺して同時に攻めたい…とも思わない。
杏奈がそういう系好きだっつーんなら…まあ、受け入れる…ように頑張るけど。
俺と出会う前に1人、俺とのセフレ期間中に1人彼氏がいたらしいが、玩具で攻められた事はなかったらしい。
…彼氏、ねぇ。
俺なんて今まで「彼女」って言える女、お前しかいなかったのに。
色んな女を片っ端から適当に食ったが、その女達の中にそういう関係に発展させたいって思える女、お前以外1人もいなかったのに。
それに、何が気に食わないかっつぅと、俺っていうセフレがいんのに、短期間だったらしいが彼氏作って、4回ほど身体を許した、という事。
俺は杏奈をセフレにしてから杏奈しか抱いてねぇのにおかしいよなぁ?これは…
もう今日は、マジで俺の気が済むまで食い尽くしてやるよ。
「はぁ、はぁ、…っ、はぁ…」
ぐったりとしてるあたしの身体を転がして体位を変え、再び挿入して突き始める蒼汰。
もうあたしはただ蒼汰の思うままに揺さぶられるしか出来ない。