この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...【短編集】
第1章 カナヅチ杏奈






いや、例外!


例外いるだろうけど!


それから、…もう何の体位で突かれたか分かんない。


5回くらい体位を変えて突かれて、寸前で抜いてあたしのお腹にかけた蒼汰は、あたしの額を流れる汗を拭ってくれた。


力が抜けて岩に全体重をかけてるあたしは、されるままになるしかない。


「…熱い」


「何が?」


「…」


ムカつく…


「…あたし達の今日の目標って何だったっけ」


「杏奈のカナヅチ克服」


「…してくれる気ある?」


「ははっ」


「何で笑うのっ」


「杏奈が可愛くて」


「…は」


「…っふ!顔あか」


〜ムカつく!


「もう嫌…性欲バーカ」


「それ程でも」


「褒めてないし!」


手を貸してくれてるけど、無視してそのまま立ち上がる。


「ごめんって杏奈ー、機嫌治して?」


後ろから追い掛けてくる蒼汰を、よろけながらも早足で歩いて無視する。


「あーんな」


あー可愛い。


最っ高な足してんな。


「ごーめんって。浮き輪持ってこ?」


「…ん」


不服そうだけど頷いた杏奈の腰に腕を回して抱き寄せる。


「暑い!歩きにくいっ」


「支えてないとお前ちゃんと歩けないだろ〜?」


「誰のせいよ!」


もー!セックスしに来たんじゃないのに!


言い合いながらロッカーに来たあたし達。


「パーカー置いて浮き輪持ってくっから、
ここで待ってろよ」


そう言われて、大人しく男子ロッカーの前で待つ。


日焼け止め塗り直したいなぁ…


そう思って太陽を見上げる。


でも勝手にいなくなったら怒るよねー…


そんなことを思ってると。


「かーのじょ!可愛いね、1人?俺らと遊ぼうよ」


…何か来たし!


あたしはあんたの彼女じゃないわ!


無視を決め込んでると、顔を覗き込まれる。


「ねぇ聞いてる?あーそぼ」


ウザい!意味分かんない!


ちらりと見上げ、すぐ逸らす。


蒼汰の方が全然イケメンだし!


何であたしがあんたらと遊ばんにゃならん!


「…ね。それ、俺のなんだけど。
譲る気全くないからどっか行ってくれる?」


…それって何よ!


あたしはモノ扱いか!


どいつもこいつも…


無言で知らない男達の輪から抜け、蒼汰の腕を掴んで引っ張る。


/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ