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want to be ...【短編集】
第5章 温泉旅行 1日目
「離してっ」
「え?やだ」
「離せバカー!美咲さん達とスイーツ…って!
あれ!?あの2人は!?」
「別行動だろ」
「えぇ?そうなのー…?」
「何、俺と2人は嫌なの?」
4人もいいけど、蒼汰と2人ももちろん嬉しいよ。
温泉行ってからもあの夫婦眺められるもんね。
でもわざと、ちょっと嫌そうな表情を作って蒼汰を見上げてみる。
…と、なぜか蒼汰が真剣な顔をしてあたしを見つめてきた。
「…!?」
全く表情を変えない蒼汰に少したじろぐ。
でも、あたしを見つめる二重の瞳の奥は優しい。
けど、えっと、なんか…
そんなにじっと見られたら、恥ずかし…
思わずそっと目を逸らすと、
「はい俺の勝ちー!」
と言われて抱き寄せられて、驚いて見上げる。
「…へっ?え!?何突然!どういう事っ」
「はい、俺より先に目線逸らした罰。…フェラして」
「はっ!?なんっ…やだよこんなところで!」
「拒否権なしー。俺の言う事聞いて」
「やだ!何でいきなり…」
「あーんな。…お願い」
「…っ」
…ずるい。
そんな優しい目であたしを見ないで…
「…1回だけだよ?」
「何回もしたいならしてもいいよ?」
「!」
この男…
壁に寄りかかった蒼汰の足下にしゃがみ、ときどき睨み上げながらベルトを外す。
チャックを下ろしてジーンズと下着を引き下げて出たきたモノに驚いて目を見開いた。
「…っな、何でこんなおっきいの」
「さぁ…誰かさんに欲情してるからかな」
「誰かさんって?」
「…んー、杏奈じゃない誰かさん?」
「…美咲さん?」
「杏奈がそう思うんならそうなんじゃない?」
ムカつく…
てか何でいきなりフェラなの、なんて言いながら口を大きく開けて蒼汰のモノを含む。
舌先で亀頭を舐めながら顔を上下に動かしてると、口の中で質量が増す。
一旦口から抜いて見上げると、何ともいえない妖艶な表情を浮かべていて。
亀頭にちゅっとキスをして息を吹きかけてみると、
「あっ…」
なんて声を出すから面白くて繰り返してみる。
「あ、…くっそやめろ」
びく、びく、と動く蒼汰のモノ。
…面白い!
「…やめていいの?」