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want to be ...【短編集】
第5章 温泉旅行 1日目
「ずっと待ってたんだよー?」
「マジでごめん!」
「最初30分とか言ってた癖に〜」
「わーるい、明日好きなもん奢るから…許して?」
「明日も大樹さんに迷惑かけたら怒るからね?」
「はーいはい。部屋戻ろ」
やけに上機嫌な蒼汰と部屋に戻ったあたし。
どういう意味なんだろう、大樹さんのあの言葉。
そのあたしの疑問は数時間後、身を持って知る事になる…
部屋に戻ってから、早く蒼汰に抱かれたくてうずうずしてたあたし。
美咲さんが大樹さんに激しく愛されるように、あたしも蒼汰に激しく愛されたい。
…愛されたい?
ううん…愛したい。
椅子に座ってお茶を飲んでる蒼汰に近付き、足の間に座る。
「…ん、何?杏奈ちゃん」
流し目であたしを見下ろす蒼汰。
ちらりと一瞬布団に視線を移し、蒼汰の浴衣に手をかけた。
帯をほどいて、合わせを開いて下着に手をかける。
面白そうにあたしを見下ろしてた蒼汰が腰を浮かせ、その内に下着を脱がせた。
まだ勃起していない蒼汰のモノ。
ちらりと蒼汰を見上げると、あたしの頭を撫でて楽しそうに言う。
「今日は随分積極的だな」
…そうだね。
せっかくの温泉だもん、大樹さんと美咲さんが愛を深めてるなら…あたし達も。
蒼汰が小声で
「…大樹やってくれたな」
って言った事も知らず。
蒼汰のモノを口に含んだ。
奉仕している内に、蒼汰のモノがだんだん大きく硬く、反り勃ってきて。
くわえたまま上目遣いで見上げると、感じて妖艶な表情を浮かべていて。
その表情に、あたしも高まっていく…
ビクビクと口内で震えて更に質量を増す蒼汰のモノ。
どれだけ奉仕してたか分からない。
やがて…
「はっ…ん、やべ、イキそ…」
その言葉に更に蒼汰のモノを強く吸って、根元を持ってしごき、出し入れしていると…
「…っく!は、あ…っ!」
「…!」
後頭部をグッと押され、口内に熱い液体が広がった。
肩と鼻で息をしながら蒼汰のモノを口から離すと、唾液の糸が伸びた。
ごくんと飲み込み、胸を押さえながら息を整えてると、前髪を掻き上げた蒼汰があたしを見つめた。
あ、
…と思った、瞬間。