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want to be ...【短編集】
第5章 温泉旅行 1日目

「目隠しプレイって言った時さ。
杏奈のここ…凄ぇ締まったけど?」
「…っ、っあぁ…っは、嘘…っ」
「こんな嘘つくかっつの。ほら…素直に身を委ねな?」
ブンブンと首を振って、蒼汰の中から抜けようとするけど。
「…逃がさねぇよ」
「…!!」
グッと最奥に突き入れられ、快楽で声にならない声が出る。
ぶるりと身体が震え、涙が溢れた。
「っあぁん…!…っは、はぁ、あぁ…っ」
身体を起こした蒼汰があたしを抱き直し、再び対面座位で突かれ始める。
「杏奈…俺を見て」
あたしを優しく見下ろす蒼汰を懸命に見つめる。
…と、ふ、と片頬を上げた蒼汰に唇を塞がれて、揺さぶられながら激しく舌を絡められる。
唇が離れるとそのまま押し倒されて正常位で突かれ、体力が奪われていく…
「ねっ…、んっん、あっ…腕、痛っ…」
「…そう」
「っはぁぁあ!あっ…、やぁぁぁぁっ!」
気持ちよすぎて吐き気がする。
喘ぎすぎて喉が痛くなってきて、ごくりと唾を飲み込んだ。
額から汗が流れて、涙と共にあちこちに飛び散る。
「…っく、」
「…っあぁあ!…っ、あっ…」
中で膨張した蒼汰のモノから精液が溢れ、あたしのお腹が熱くなる。
はぁー…と深い息を吐いてあたしの頭の横に顔をつけた蒼汰は、すぐに顔を上げて、肘をついてあたしを見つめてきた。
「なーんで泣いてんの」
あたしの涙を拭いながら言う蒼汰をじっと睨み上げる。
「なーんで睨むの」
「…気持ちよすぎたから」
あたしの言葉に少し固まった蒼汰は、
「…可愛いかよ」
と呟き、再びゆったりと口角を上げて身体を起こした。
…ん?終わり?
それでも繋がったままの秘部を見下ろしてると、蒼汰が手に取ったものに我に返る。
「…えっ!?やっ…やだ!」
「やだじゃねぇ。…あ、こら」
倦怠感を纏う身体を懸命に動かし蒼汰の中から抜け、拘束された腕を何とか使って布団に這い、扉の方に逃げようとしたけど。
するりと目を覆った…布らしきもの。
視界が真っ暗になり、外そうにも腕が動かない…
「やっ…蒼汰!?」
「よし、じゃあ今からゲームね。杏奈がその状態で、
扉の方行けたら杏奈の勝ち。行けなかったら負け」

