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逢瀬は月見橋で
第1章 月見橋で・・

男に言われてだんだんとその気になったあたしは、
そうだよね、そうだよねってつぶやきながら
はだけた胸元をさらに広げて、男の視線を固定させた。

あたしだってたまにはハジケたいし、爆発させたい。
それでなくたって、この体、もてあましてるんだから・・


「いいよ、相手、してあげる」

「オレがしてあげるんだよ?キミはしてもらうの」

「どっちだっていいじゃない。
 あたし達、ひとつになりたいってことでしょ?ようは」


男の正面に立つと、自分から下腹部を男にはり合わせる。
グッと腰を突き出すと、
男がムクッと膨らんだのがわかった。


「おっと、ここじゃダメだよ、誰かに見られたら捕まっちまうよ。
 さ、こっち、いい場所あるんだ、さぁこっちこっち」


男はあたしの手を引いて、橋の脇から土手を降りていく。
ザザッと草を滑る音があたりに響くと、
なんだかワクワクしてきちゃった。



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