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第1章 月見橋で・・

乳房をゆっくりと撫で回しながら、唇を離したり引っ付けたり。
そのたびに漏れ出る吐息が甲高い声へと変わる。

乳房の先端が指でつままれると、まるでその指の動きに合わせるように
あたしの腰も円を描く。

すでに湿っているショーツ越しに彼の膝小僧を感じると、
自分から小さな円をクルクルと作る。

それを催促ととったのか、男はお尻のほうからショーツに手を入れて、
桃のようなふくらみを
撫でて掴んでゆっくりさすってから、
くすぐったいような感触を放った。
そして指が、茂みの中をかき分け探し当てた。
あたしを・・喘がせる源を。

吸い付くような肉の壁は、
男の指がこすれるのに合わせて蜜をジワリと流しだす。
指の腹をつかって前後させると、あたしの腰も前後に動く。

時々、指先が繭玉にあたると、ピクリと体が痙攣する。
５本の指は、それぞれの使命を与えられたかのように
役割分担を果たしていく。
さする指、泉に差し込まれる指・・

あたしはだんだんと立っているのが辛くなってきた。
足に力が入らないから。