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逢瀬は月見橋で
第3章 逢瀬・・

「やだ・・洗濯してくれたの?
嬉しいけど・・なんか複雑。
だって、あんたの部屋ん中に干されて眺められてたんでしょ?」
への字に曲げた口元を見て、男はヒクヒクと笑った。
「いい眺めだったよぉ。
むさくるしいオトコの部屋が華やかになったよ」
どんな部屋か知らないが、
ぶら下がっている女のショーツを眺めている男の姿は、ちょっと気持ち悪い。
だがこの男ならさほど嫌悪感を抱く程ではなさそうに思う。
それは女っぽい顔つきのせいかもしれない。
「まぁいいわ。ちゃんと返してくれたんだから。
さて、と、このあとどうするの?またこの下でやるの?」
彼はまた来週ここで逢瀬、と言った。
逢瀬っていうことは、セックスするってことでしょ。
だからやり易いようにスカート穿いてきた。
上はTシャツ。
だってもう服をボロボロにされたくないから。

