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逢瀬は月見橋で
第1章 月見橋で・・
「それよりさ・・怒りは収まったの?」
男はあたしににじり寄ってきて、
体温が感じられるかもっていうくらいそばにきた。
「おさまんないわよ・・もう!
あんたのせいでまたムカムカしてきたじゃんか!」
欄干を手のひらでペタペタと叩いて怒りをぶつけていると男は、
「じゃあオレが収めてやるよ、キミの怒り」
と顔を近づけてからニタッと笑った。
「なによ、なにしてくれんのよ?」
「相手してあげる。オレとやろうよ、この橋の下で」
「はぁ?やる?この下で?」