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給湯室
第1章
薄暗い廊下を進むと、右側に小さなドアがあった。
「給湯室」とプレートが貼ってある。
静かにドアを開ける。
四畳半ほどの狭い空間。
天井では細く短い蛍光灯が二本、ちかちかと瞬いている。
壁際に背丈ほどの観音扉の食器棚。
正面に小さな流し台。
制服を着た若い女子社員の後姿があった。
流しに向かってうつむいている。
私は声を掛けた。
「お邪魔していいかい?」
彼女が驚いたように振り向く。
「ど、どうしたんですか? 三原部長……」
「あ、和久井君か……いや、お茶を入れようと思ってね」
「そ、そうですか、残業ご苦労様です。私が入れてお持ちします……お席でお待ちください」
今まで携帯電話を覗いていたのだろう、慌てて携帯をベストのポケットに押し込んだ。
白いブラウスに、紺のベスト、下はベストと同じ色のタイトなスカートだ。
長い髪を、後ろでゆるくリボンで束ねている。
25歳くらいだろうか? あまり化粧っ気はない。
大人しく、清楚な感じを受ける。
腰回りは細い。
それとは逆に、胸とお尻の丸みは大きく張り出している。
そのせいで、ベストのボタンホールは横いっぱいに引き伸び、スカートはしわひとつなくぱんぱんに張っている。
「給湯室」とプレートが貼ってある。
静かにドアを開ける。
四畳半ほどの狭い空間。
天井では細く短い蛍光灯が二本、ちかちかと瞬いている。
壁際に背丈ほどの観音扉の食器棚。
正面に小さな流し台。
制服を着た若い女子社員の後姿があった。
流しに向かってうつむいている。
私は声を掛けた。
「お邪魔していいかい?」
彼女が驚いたように振り向く。
「ど、どうしたんですか? 三原部長……」
「あ、和久井君か……いや、お茶を入れようと思ってね」
「そ、そうですか、残業ご苦労様です。私が入れてお持ちします……お席でお待ちください」
今まで携帯電話を覗いていたのだろう、慌てて携帯をベストのポケットに押し込んだ。
白いブラウスに、紺のベスト、下はベストと同じ色のタイトなスカートだ。
長い髪を、後ろでゆるくリボンで束ねている。
25歳くらいだろうか? あまり化粧っ気はない。
大人しく、清楚な感じを受ける。
腰回りは細い。
それとは逆に、胸とお尻の丸みは大きく張り出している。
そのせいで、ベストのボタンホールは横いっぱいに引き伸び、スカートはしわひとつなくぱんぱんに張っている。