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公衆便所から始まる
第5章 カウンター
「━━して見せてよ」

って、ノーテンキみたいな明るい声してるくせに、こーゆーときだけ潜めるのとかずるくないですか!?
はー、あの人の店の人はあの人の知り合いなりのことがあるってことか。

「ほら。今度は左手切るから上手にできるでしょ?」

香川さんは微笑みながら、また椅子から身を乗り出してくる。
体を引くと、カウンターの下でニヤニヤする有紀人さんと目が合った。
俺が下を向いたままガチガチに固まってると、香川さんがくつくつと喉で笑い始める。

「ごめん、輝ちゃん。ユッキーが知らないふりしろって言うから」
「え、え? ……はぁあああー!?」
「さっきさ、可愛い子連れてくるから話合わせろって言われてね。あぁ俺ね、ここのオーナー」

俺はガックリと脱力した。
ひょいと左手を取られても抵抗もできない。

「よっこいせっと」

有紀人さんが俺の足下から立ち上がって、俺の腰を抱いて隣に立つ。

「そ。だから輝は、黙って俺と遊んでくれればいいわけ。ちなみに今日はもう閉めて会議中だから」
「だってさ、このユッキーじゃん? エロなしで付き合い成立しないでしょ。男の子は初めて見るけどー」
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