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ベッドで抱きしめて
第2章 初デートは公園で
「翔平君、どうしたの?」

真央ちゃんをニコニコして見ていたオレを不思議そうに見る。

「真央ちゃんがあまりに可愛いから。」

言った自分も恥ずかしかったけど、言われた真央ちゃんの顔が見るみる真っ赤になる。ヤバイ、本当に可愛い。

オレ、可愛い、可愛いってしか言ってないけど、マジ可愛いんだから仕方ない!

さ~て、さっきからオレが預かっている真央ちゃんの荷物がそろそろ気になってきたな。

「真央ちゃん、この荷物なんだけど…」

「あっ、荷物持たせちゃってごめんね。お弁当なの…そろそろ食べる?」

「もち!お腹すいた!!」

真っ赤だった顔から、ニコニコ笑顔、ちょっと恥ずかしそうな顔になって、いろいろな表情が見れて嬉しい!

オレ、どんだけ真央ちゃんのこと好きなんだか。

「広場のあの辺にシート敷こうか?」

海の見える木陰を見つけて、その下にシートを広げた。

兄貴に渡されたから知らなかったけど、結構大きなシートで大人が2~3人寝れそうな大きさ。
ゆっくり出来るから、まあいいか?

真央ちゃんがバッグの中からお弁当や飲み物、おしぼり、フォークとかいろいろな物を並べた。

お弁当箱の蓋を開けた瞬間、美味しそうな臭いがしてる。

おにぎりや唐揚げ、野菜のベーコン巻き、玉子焼き、いろいろ入ってる!全てオレ好み!メールで好き嫌い言っただけなのに、さすが真央ちゃん!

まだ告白するのは早いかな?と思ったけど、始業式にコクって良かった。





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