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ベッドで抱きしめて
第1章 初めては更衣室で
「お願い、待って!!」
翔平君に手首を捕まれて、引き寄せられた。
「冷たい手…」
誰のせいだと思ってるの!私はあなたを待ち合わせの時間より前から今まで待っていたんだけど!
「寒かったんだから、仕方ないでしょ?!」
「ごめん…まさかこんなに時間かかると思わなくて。」
私の手首を掴んでいない手に見覚えのある紙袋があった。
私がこれから行こうと思ってるカフェの紙袋だ…
「寒いから温かい物欲しくて、寄ってたら遅くなったんだ…。遅れて、本当ごめん。」
申し訳なさそうに頭を下げて謝ってくれたから、ちょっと許してあげようかな?
私の手を離して、紙袋からカップを取り出して私に渡してくれた。
あ~甘い匂い…私の好きなコーヒーとキャラメルの匂い。もしかして、私の好み覚えてくれてたのかな?
ちょっと嬉しくなって、お礼を言ってカップを受け取った…
「寒かったよね?あっ、あそこ入ろう。」
今度は私の手を取って、手を握って体育館横に再び戻る。
私、さっきまでそこで寒い思いしてたんですけど…またそこに行くの?
そんなこと考えていたら、体育館横にある更衣室の前に連れてこられた。
躊躇なく、ドアノブに手をかけ、ガチャガチャと回す。普通の回し方とちょっと違うなって思っていたら、鍵がかかっているはずのドアが開いた。
「ここの鍵、壊れかけてるんだ。ちょっとコツを掴めば、鍵なくても開くんだ。寒いから入ろう。」
翔平君に手首を捕まれて、引き寄せられた。
「冷たい手…」
誰のせいだと思ってるの!私はあなたを待ち合わせの時間より前から今まで待っていたんだけど!
「寒かったんだから、仕方ないでしょ?!」
「ごめん…まさかこんなに時間かかると思わなくて。」
私の手首を掴んでいない手に見覚えのある紙袋があった。
私がこれから行こうと思ってるカフェの紙袋だ…
「寒いから温かい物欲しくて、寄ってたら遅くなったんだ…。遅れて、本当ごめん。」
申し訳なさそうに頭を下げて謝ってくれたから、ちょっと許してあげようかな?
私の手を離して、紙袋からカップを取り出して私に渡してくれた。
あ~甘い匂い…私の好きなコーヒーとキャラメルの匂い。もしかして、私の好み覚えてくれてたのかな?
ちょっと嬉しくなって、お礼を言ってカップを受け取った…
「寒かったよね?あっ、あそこ入ろう。」
今度は私の手を取って、手を握って体育館横に再び戻る。
私、さっきまでそこで寒い思いしてたんですけど…またそこに行くの?
そんなこと考えていたら、体育館横にある更衣室の前に連れてこられた。
躊躇なく、ドアノブに手をかけ、ガチャガチャと回す。普通の回し方とちょっと違うなって思っていたら、鍵がかかっているはずのドアが開いた。
「ここの鍵、壊れかけてるんだ。ちょっとコツを掴めば、鍵なくても開くんだ。寒いから入ろう。」