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ベッドで抱きしめて
第1章 初めては更衣室で
鍵が壊れてるなんて知らなかった。まあ、男子更衣室だから、私がそんなこと知らないよね。
翔平君に入るように促されて、二人で更衣室に入る。外より寒くはないけど、朝の更衣室は思ったより寒い。
「ここも寒いね…あそこ座ろう。」
更衣室にあるベンチを指差して、私の手を引いて座らせた。スカートから出た足がベンチに触れて、その冷たさが体を冷やした。
「寒い…」
体を抱えて、自分を暖めようとするけど、それでも寒かった。もうなんでこんなに寒い思いしなくちゃいけないの?!
その時、ふわっと暖かい感覚が肩に触れた。見ると紺の膝掛けが肩に掛けられていた。
「カフェから借りてきたんだ。少しは暖かい?」
「うん、ありがとう。」
さりげない優しさが嬉しくて、さっきまでのイライラはどこかへ行ってしまった。
「コーヒー飲めば、もう少し暖まるかな?」
そう言って、自分のコーヒーに口をつけた。私に目を向けて、飲んだら?と目配せをした。
私も甘い匂いのコーヒーを飲んで、少し体が暖かくなってきた。この甘いフレーバー、やっぱり好き。
「真央ちゃん、今日ここに来てもらった理由わかるよね?」
そうだった!私、翔平君に体育館横に朝から呼び出されて、寒い思いしてたんだ。
翔平君に入るように促されて、二人で更衣室に入る。外より寒くはないけど、朝の更衣室は思ったより寒い。
「ここも寒いね…あそこ座ろう。」
更衣室にあるベンチを指差して、私の手を引いて座らせた。スカートから出た足がベンチに触れて、その冷たさが体を冷やした。
「寒い…」
体を抱えて、自分を暖めようとするけど、それでも寒かった。もうなんでこんなに寒い思いしなくちゃいけないの?!
その時、ふわっと暖かい感覚が肩に触れた。見ると紺の膝掛けが肩に掛けられていた。
「カフェから借りてきたんだ。少しは暖かい?」
「うん、ありがとう。」
さりげない優しさが嬉しくて、さっきまでのイライラはどこかへ行ってしまった。
「コーヒー飲めば、もう少し暖まるかな?」
そう言って、自分のコーヒーに口をつけた。私に目を向けて、飲んだら?と目配せをした。
私も甘い匂いのコーヒーを飲んで、少し体が暖かくなってきた。この甘いフレーバー、やっぱり好き。
「真央ちゃん、今日ここに来てもらった理由わかるよね?」
そうだった!私、翔平君に体育館横に朝から呼び出されて、寒い思いしてたんだ。