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ベッドで抱きしめて
第1章 初めては更衣室で
私の目を見つめながら、顔も体も手も全てで私に迫って来る。怖くはないけど、このままじゃ危険…

確かに翔平君の告白はOKしたし、彼女になることは問題ない!…と思う。

でも、キスとかその先はまだ早くない?!

私、翔平君のこと、いいなぁ~と思っていたけど、まだ好きっていう感じまで行ってないの…

それに私…キスはしたことあるけど、その先はないの。

だから…こんなところで初体験はイヤー!!

「しょ、翔平君、お願いだからやめて…」

自分で涙目になってるのがわかる。でも、翔平君はそんな私を見て優しい笑顔を向ける。

あ~、私、この笑顔好きかも…ちょっとそんなことを思った私がバカだった。

「真央ちゃん、その涙目そそるぅ~。」

何?そのお笑い芸人みたいな言い方!!

「私、翔平君のこと、ちょっといいかもって思ったのに…」

「うん。オレも真央ちゃんのこと、好きだよ。ちょっと気の強そうなところとかMっ気あるところとか。」

私、気が強いところは認めるけど、Mじゃない!

「私、Mじゃない!」

フフフと笑った翔平君が更に私に近づいてきて、私に再び触れるだけのキスをした。そのキスが自然過ぎて、私は目を瞑って受け入れてしまった。
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