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講義の終わりにロマンスを
第2章 Jazz Bar『Dance』
誰もいない家に帰宅する。
玄関の鍵をかけると、すぐさま二階に駆け上がり自分の部屋に入った。
眼鏡を外して机におくと、三つ編みを止めているヘアゴムを引っ張って、頭を振って緩くうねる髪を整えながら、机の鏡を覗きこんだ。
…まだ、幼い、のかな。
4月が誕生日の私は、もう18で。
けれど、同じクラスには、私よりも大人びて見える同級生は大勢いる。
何かハッとさせるような魅力でもあれば、先生を振り向かせることが出来るのに、私には、今日、あのビルで出会った人みたいな、あんな大人の雰囲気は無い。
先生は、どんな人とお酒を飲むの?
こんな、地味でパッとしない女子高生なんて、先生にとっては、ただの生徒に過ぎないのかな…。
唇を噛んで制服を脱ぐと、下着姿のままクローゼットを探った。
黒地に細かな白い水玉が規則的に並んでいる、ノースリーブのワンピースを取り出して着てみた。制服よりは、少しは色気を感じるかもしれない。
「・・・」
少し考えて、ベッドの上のティッシュを適当に引き抜くと、綺麗に折りたたんでブラジャーのカップの下に入れてみた。
「あ」
胸の膨らみが増して、先程よりも身体の括れがハッキリと強調される。
屈むと持ち上がった胸元の谷間が色っぽく鏡に映り込む。
「どんな、感じだろ」
全身を見たくなった。
乱雑に散らかった制服もそのままに、部屋を出ると、階段を降りて玄関の姿見へ向かった。
玄関の鍵をかけると、すぐさま二階に駆け上がり自分の部屋に入った。
眼鏡を外して机におくと、三つ編みを止めているヘアゴムを引っ張って、頭を振って緩くうねる髪を整えながら、机の鏡を覗きこんだ。
…まだ、幼い、のかな。
4月が誕生日の私は、もう18で。
けれど、同じクラスには、私よりも大人びて見える同級生は大勢いる。
何かハッとさせるような魅力でもあれば、先生を振り向かせることが出来るのに、私には、今日、あのビルで出会った人みたいな、あんな大人の雰囲気は無い。
先生は、どんな人とお酒を飲むの?
こんな、地味でパッとしない女子高生なんて、先生にとっては、ただの生徒に過ぎないのかな…。
唇を噛んで制服を脱ぐと、下着姿のままクローゼットを探った。
黒地に細かな白い水玉が規則的に並んでいる、ノースリーブのワンピースを取り出して着てみた。制服よりは、少しは色気を感じるかもしれない。
「・・・」
少し考えて、ベッドの上のティッシュを適当に引き抜くと、綺麗に折りたたんでブラジャーのカップの下に入れてみた。
「あ」
胸の膨らみが増して、先程よりも身体の括れがハッキリと強調される。
屈むと持ち上がった胸元の谷間が色っぽく鏡に映り込む。
「どんな、感じだろ」
全身を見たくなった。
乱雑に散らかった制服もそのままに、部屋を出ると、階段を降りて玄関の姿見へ向かった。