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まのめのロイン
第7章 正体
「俺たちは何故また出逢った?」
ロインが尋ねる。
「私がそう望んだからよ」
ノベルが答える。
ロインは理由を教えてくれる奴が好きだ。
「俺は何故お前を殺す?」
「私がそう望むからよ」
「俺は何故、お前の事が好きだ」
「私も好きだからよ」
「お前は苦しんで死ぬのだろうな」
「どうかしらね……」
「何故そう思う?」
「苦しまなくても死ぬことはできるし、死ぬからといって苦しむ必要はなからよ」
ロインが唇の端を吊り上げる。
上機嫌だ。
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