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まのめのロイン
第2章 答

 あるいは、そのどちら共なのかも知れない。


 ロインは呪われた存在だ。
 つまり、呪いにかかっている。

 奴の呪いとは、「何故かがわからない」という呪いだ。
 この意味がわかるだろうか?

 少し、想像してみて欲しい。

 俺らもまた、大なり小なりこの呪いを経験しているはずだ。
 生きていれば必ずある。

 特に、危険を冒してまで、グリーディーの甘言にのってまで……この書を手にし、そして扉を開いてしまうような奴は。

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