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まのめのロイン
第3章 仕返し
「んー???」
「紙袋が破れて大変だっだの憶えてないの?」
「あー! あのときにょ!」
「……私もそうだったの。最初に講堂で色々買わされて紙袋破れちゃって……それで教室に置きに行ってたら、みんなとはぐれてて」
「ああ、そうだったんだ」
「それで、しかたないから図書館どこですかって、たまたまよ。それが梶村先輩だったの」
「それを見ただけであの子、礼美奈ちゃんを恨んじゃったの!?」
「違うの……それは見られていなくて……プッ!」
何を思い出したのか、礼美奈ちゃんが噴き出した。