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彼色に染まってく…
第5章 麻由莉の決意
覚悟…って
そういうこと…
なんだよね…?
顔を上げると
真剣な表情の佑貴と
目が合って
どんどん
鼓動が速くなる…
私は
その視線に耐えきれず
下を向いてしまった。
『あ…綾乃さんとは
あの日、どうして…
会ってたの?』
『ああ…あれは…
俺がずっと
綾乃先輩から
預かってた物があって
それを返しただけ。
で…昔話とかしてたら
なんか懐かしくなって
そういえば
あの古本屋
どうなったのかなー
なんつって、
一緒に見に行ったん
だけど…
もう、潰れてた。
新しいビルとか
建っててさ…
改めて
もう昔の話しなんだな
って、感じたよ。
その新しいビル見た時
思ったんだ。
俺って
何も成長してねーな
って…
昔のままの俺じゃ…
ダメだと思った。
麻由莉のこと
ちゃんとしなきゃって
きちんと向き合うのか
それとも
何もせずに諦めるか…
だから
一旦
距離をおきたかった。
自分自身の気持ち
確かめたくて…
この一週間
1人で頑張ってる
麻由莉見ててさ
麻由莉が今まで以上に
愛おしく思えた。
そして
俺にとって麻由莉は
かけがえのない
存在だってことを
改めて気づかされた。
自分から
突き放しておきながら
麻由莉から離れたこと
めちゃくちゃ後悔した
その上
麻由莉を
痴漢からすぐに
守ってやれなくて…
俺、何やってんだって
すっげー
情けなくなって…
こんなことなら
もっと早く麻由莉に
俺の本性さらけ出せば
よかったって思った。
前に
綾乃先輩が言った通り
俺は、麻由莉に
嫌われたり
拒絶されるのが
怖かっただけだよ。
麻由莉を
傷つけたくない
っていうのは…
結局は
自分自身への言い訳
でしかなかった…』
そういうこと…
なんだよね…?
顔を上げると
真剣な表情の佑貴と
目が合って
どんどん
鼓動が速くなる…
私は
その視線に耐えきれず
下を向いてしまった。
『あ…綾乃さんとは
あの日、どうして…
会ってたの?』
『ああ…あれは…
俺がずっと
綾乃先輩から
預かってた物があって
それを返しただけ。
で…昔話とかしてたら
なんか懐かしくなって
そういえば
あの古本屋
どうなったのかなー
なんつって、
一緒に見に行ったん
だけど…
もう、潰れてた。
新しいビルとか
建っててさ…
改めて
もう昔の話しなんだな
って、感じたよ。
その新しいビル見た時
思ったんだ。
俺って
何も成長してねーな
って…
昔のままの俺じゃ…
ダメだと思った。
麻由莉のこと
ちゃんとしなきゃって
きちんと向き合うのか
それとも
何もせずに諦めるか…
だから
一旦
距離をおきたかった。
自分自身の気持ち
確かめたくて…
この一週間
1人で頑張ってる
麻由莉見ててさ
麻由莉が今まで以上に
愛おしく思えた。
そして
俺にとって麻由莉は
かけがえのない
存在だってことを
改めて気づかされた。
自分から
突き放しておきながら
麻由莉から離れたこと
めちゃくちゃ後悔した
その上
麻由莉を
痴漢からすぐに
守ってやれなくて…
俺、何やってんだって
すっげー
情けなくなって…
こんなことなら
もっと早く麻由莉に
俺の本性さらけ出せば
よかったって思った。
前に
綾乃先輩が言った通り
俺は、麻由莉に
嫌われたり
拒絶されるのが
怖かっただけだよ。
麻由莉を
傷つけたくない
っていうのは…
結局は
自分自身への言い訳
でしかなかった…』