この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
下剋上ラバーズ
第2章 めんどくさい隣人
「沙耶」

 俺はベッドに乗り上げると、寝息を立てる沙耶にまたがった。

寝相が悪いせいで色気には欠けるが、久々に女を組み敷くこの征服感。良い。

 俺は、パジャマから覗く沙耶の腹に手を這わせた。脇腹のあたりをゆるゆる撫でると、こそばゆいのか時折体がピクリと跳ねる。

「起きろ沙耶」
「……んー……」
「起きねえと……このまま襲うぞ」

 俺は沙耶の耳元でそう囁いて、耳の縁を舐めた。その瞬間。

視界がぐるりと反転した。

「私の上に乗るな……」
「おはようさっさと支度しろ」

 ぎろり、と鋭い眼光で見下ろしてくる。俺に乗られるのがそこまで嫌なのか、と思うとやっぱり解せないが、ひとまずミッションクリア。

「……ん? やっば! メイクする時間ない!」

 しばらく寝ぼけ眼で俺を睨んでいたが、時計を見るや否や俺の上から飛びのいて、あわあわと支度を始める沙耶の後ろ姿にため息をつく。

 こいつ、俺がいなかったら今頃どうなっていたんだろう。



/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ