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下剋上ラバーズ
第3章 「抱かせて!」
胸下まである長い金髪をすくい上げて、熱風になびかせる。
沙耶の頭頂部をぼんやり眺めながら、髪の水気が飛ぶまで延々とそれを繰り返していたら、髪が根元まできれいに金色であることに気が付いた。
元の色が黒だということを忘れそうなくらいきれいに染まっている。
「お前、どれぐらいのペースで染め直してんのこれ」
「んー? 月イチかな」
「なんでそこだけマメなんだよ」
「えへえへ」
「言っとくけど褒めてねえからな」
とかなんとか言い合っているうちに乾いていた。
「ほらよ」
ドライヤーをとめて、再び沙耶の頭を乱暴に撫でる。
すると沙耶は、俺に体を預けて、胸に頭を擦りつけてきた。
いつものシャンプーの匂いが、妙に甘く鼻腔をくすぐる。
沙耶の頭頂部をぼんやり眺めながら、髪の水気が飛ぶまで延々とそれを繰り返していたら、髪が根元まできれいに金色であることに気が付いた。
元の色が黒だということを忘れそうなくらいきれいに染まっている。
「お前、どれぐらいのペースで染め直してんのこれ」
「んー? 月イチかな」
「なんでそこだけマメなんだよ」
「えへえへ」
「言っとくけど褒めてねえからな」
とかなんとか言い合っているうちに乾いていた。
「ほらよ」
ドライヤーをとめて、再び沙耶の頭を乱暴に撫でる。
すると沙耶は、俺に体を預けて、胸に頭を擦りつけてきた。
いつものシャンプーの匂いが、妙に甘く鼻腔をくすぐる。