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蜜刻に揺れて
第3章 leave behind
「えっと…ごめん、なさい」
「家まで来ておいて寝るとかありえねーんだけど?」
「ハイ、すいません」
ベッドの上に正座して陳謝する静。
「この責任どうとるつもり?」
「責任って…っ!」
肘を付いて、くしゃくしゃの前髪の間から静を見据える竜はだだ漏れの色気を撒き散らしていた。
耳まで逆上せそうな熱を感じてしまい、竜を直視出来ない。
「…ハーナコさん?」
「えっと…ごめんなさい…」
「謝るだけじゃなくて、誠意を見せてよ」
竜の言い分に辻褄が合わない事は分かっていたが、どうにも言い返すことが出来ない。
覗き込んで来ると、その色気に当てられて頭まで沸騰しそうだ。
「顔赤い」
クスクスと漏らす笑みに静は顔を手でパタパタと扇いだ。
「げっ!9時かよっ!」
笑みは消え失せ、ベッドから飛び降りる竜。
手当たり次第のシャツとデニムを身につけると、静にも同じ様に支度を促し、20分も経たない内に地下駐車場へ降りてエンジンを掛けていた。
「ナビしろよ」
ハンドルを切る竜は静宅を目指しアクセルを踏んだ。
30分ほどで静のアパートが見えた。
「あそこだから、ありがと…」
シートベルトを外す。
「本当に…ごめん」
最後に静はしょぼんと精一杯の反省を態度に表した。
「家まで来ておいて寝るとかありえねーんだけど?」
「ハイ、すいません」
ベッドの上に正座して陳謝する静。
「この責任どうとるつもり?」
「責任って…っ!」
肘を付いて、くしゃくしゃの前髪の間から静を見据える竜はだだ漏れの色気を撒き散らしていた。
耳まで逆上せそうな熱を感じてしまい、竜を直視出来ない。
「…ハーナコさん?」
「えっと…ごめんなさい…」
「謝るだけじゃなくて、誠意を見せてよ」
竜の言い分に辻褄が合わない事は分かっていたが、どうにも言い返すことが出来ない。
覗き込んで来ると、その色気に当てられて頭まで沸騰しそうだ。
「顔赤い」
クスクスと漏らす笑みに静は顔を手でパタパタと扇いだ。
「げっ!9時かよっ!」
笑みは消え失せ、ベッドから飛び降りる竜。
手当たり次第のシャツとデニムを身につけると、静にも同じ様に支度を促し、20分も経たない内に地下駐車場へ降りてエンジンを掛けていた。
「ナビしろよ」
ハンドルを切る竜は静宅を目指しアクセルを踏んだ。
30分ほどで静のアパートが見えた。
「あそこだから、ありがと…」
シートベルトを外す。
「本当に…ごめん」
最後に静はしょぼんと精一杯の反省を態度に表した。