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蜜刻に揺れて
第7章 callupme
マンションは竜のと同じの階数違いだった。
タクシーに乗ってからここまで一言も発する事なくドアを開けた。
「おーお疲れ!」
「お邪魔します…って、ああっ!」
失礼とわかっていても指差してしまうその先にはあいりがいた。
撥春の隣にちょこんと座って。
「ま、さか!」
啓介に確認とばかりに振り返ると、啓介は神妙な顔つきで頷いていた。
「あ、えっと…おめでとうございます」
頓珍漢な台詞に酔っているメンバーはお腹を抱えて笑いだした。
促されたのはあいりの対面で、竜の隣。
そこしか空いていなかったのだけれど、居心地がいいとは言えなかった。
ワインが醒め始めていたことも手伝って、将人オススメの芋焼酎が水割りで出てきた。
「んー!美味しいっ!」
怜二が作ったらしいおつまみも絶品だった。
「葉山さん、それ何が入ってるんですか?」
すっかりリュウの存在を忘れていた静は扉を開けた。
不貞腐れたリュウがみんなの前に披露されると、一番に声を挙げたのはあいりだった。
「可愛いっ!抱っこしていいですか?」
「どーぞどーぞ」
リュウはあいりの腕の中で相変わらずブサイクな顔で収まっていた。
タクシーに乗ってからここまで一言も発する事なくドアを開けた。
「おーお疲れ!」
「お邪魔します…って、ああっ!」
失礼とわかっていても指差してしまうその先にはあいりがいた。
撥春の隣にちょこんと座って。
「ま、さか!」
啓介に確認とばかりに振り返ると、啓介は神妙な顔つきで頷いていた。
「あ、えっと…おめでとうございます」
頓珍漢な台詞に酔っているメンバーはお腹を抱えて笑いだした。
促されたのはあいりの対面で、竜の隣。
そこしか空いていなかったのだけれど、居心地がいいとは言えなかった。
ワインが醒め始めていたことも手伝って、将人オススメの芋焼酎が水割りで出てきた。
「んー!美味しいっ!」
怜二が作ったらしいおつまみも絶品だった。
「葉山さん、それ何が入ってるんですか?」
すっかりリュウの存在を忘れていた静は扉を開けた。
不貞腐れたリュウがみんなの前に披露されると、一番に声を挙げたのはあいりだった。
「可愛いっ!抱っこしていいですか?」
「どーぞどーぞ」
リュウはあいりの腕の中で相変わらずブサイクな顔で収まっていた。