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蜜刻に揺れて
第7章 callupme
可愛いあいりに抱かれたリュウ。
「名前、なんて言うんですか?」
「リュウです」
静が告げるとその場にいた殆どが酒を吹いた。
「リュウっ?!」
竜に視線が集まり、次の瞬間爆笑の渦となる。
「確かにっ!このふてぶてしい態度がまさにリュウ!!」
「いや、あのリュウは妹がずっと前から…」
静の説明も皆の耳を素通りしていく。
竜は面白くない顔を隠しもせずグラスを傾ける。
「リュウ、リューウ」
あいりが名前を呼ぶと、竜の手がぴくりと止まった。
「リュウ、眠い?」
あいりはリュウの顎を擽り、背中や喉を撫でる。
「気持ちいい?リュウ」
リュウはゴロゴロと喉を鳴らし、ご満悦な表情ですっかりあいりに気を許していた。
「猫、好きなんですか?」
「飼ったことはなくて…でも好きです」
「あいりちゃん、それくらいにした方がいいよー撥春がイライラしてますよー」
浩一郎は指差しながらゲラゲラ笑う。
浩一郎の言葉を否定した撥春だったが、リュウに片目で覗かれるとその表情は一瞬固まり、またみんなの笑いを誘った。
「リュウ」
あいりは満面の笑顔でリュウを愛でる。
その優しい声色で名前を呼ぶ度に竜は目を伏せてグラスを傾けていた。
「名前、なんて言うんですか?」
「リュウです」
静が告げるとその場にいた殆どが酒を吹いた。
「リュウっ?!」
竜に視線が集まり、次の瞬間爆笑の渦となる。
「確かにっ!このふてぶてしい態度がまさにリュウ!!」
「いや、あのリュウは妹がずっと前から…」
静の説明も皆の耳を素通りしていく。
竜は面白くない顔を隠しもせずグラスを傾ける。
「リュウ、リューウ」
あいりが名前を呼ぶと、竜の手がぴくりと止まった。
「リュウ、眠い?」
あいりはリュウの顎を擽り、背中や喉を撫でる。
「気持ちいい?リュウ」
リュウはゴロゴロと喉を鳴らし、ご満悦な表情ですっかりあいりに気を許していた。
「猫、好きなんですか?」
「飼ったことはなくて…でも好きです」
「あいりちゃん、それくらいにした方がいいよー撥春がイライラしてますよー」
浩一郎は指差しながらゲラゲラ笑う。
浩一郎の言葉を否定した撥春だったが、リュウに片目で覗かれるとその表情は一瞬固まり、またみんなの笑いを誘った。
「リュウ」
あいりは満面の笑顔でリュウを愛でる。
その優しい声色で名前を呼ぶ度に竜は目を伏せてグラスを傾けていた。