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蜜刻に揺れて
第8章 奥深く暗い森
誤解?を解いて、キッパリすっぱりフラれた竜は、晴々とした表情で撥春とハグをしようとしてフラれた。

それも笑いになって撥春は呆れていた。

それでも、憑き物の落ちたかのように撥春もまたスッキリとした表情で向き合っていた。

そのまま二人は撥春の家で飲み始めてしまう。

「やっぱり秋月さんには葉山さんが必要なんですね」

あいりがニッコリ笑うと静は返す言葉が見当たらずお酒のグラスを口に運ぶしかなかった。

竜と撥春は砕けた表情で笑い合い、心の底からの笑顔を浮かべていた。

「竜、明日の夕方までしかオフが無いって分かってる?」

「あーうん」

「今何時?」

「もーすぐ2時」

「あいりと二人きりを邪魔してるんだけど?」

スラスラとそんな台詞が撥春から出る事にすら、竜は満足感を得る。

ずっとこんな風に言い合えるのを夢見ていた。

いつも何処か…後めたかったから。

「うん、俺もハナコと二人きりになるのを犠牲にしてる」

「え?お前ら、やっぱ付き合ってんの?」

「まだといえばまだだし、もうといえばもう」

ハテナが浮かぶ撥春を他所に竜は立ち上がり、静の手を引くとお邪魔しましたの一言を残して家を出ていった。
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