この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜刻に揺れて
第1章 change the neworld
''そりゃ良かったね''

飾りっ気のないメールの返信に、思わず笑い声が漏れる。

「竜?」

振り向くとそこには最高の相棒が、グラスと新品のシャンパンを持って立っていた。

「メール?女?」

「まぁ…そんなとこ?」

「誰?」

「花屋の花子さん」

はぁ?と首を傾げ、笑い合う。

メンバー全員がシャンパンファイトでびしょ濡れになりながら、夜が更けていった。




朝が来て、返信メールがない事に静の心が騒めく。

ぶっきら棒過ぎたかもと後悔が襲う。

いや、変に期待を持たせる仲でもない。

言い訳が頭をぐるぐるしながら、それでもスーツに着替えて駅へと向かった。

ぎゅうぎゅうの満員電車に乗るのは何年ぶりだろうか。

最寄り駅に着く頃には全力疾走したかのような疲労感に襲われていた。

「よしっ!行くか!」

小声で一人気合を入れると、スマホが震えた。

画面の新着メールの表示に静は慌ててそれを開ける。

''行けっ!ハナコ!''

「ハナコじゃないから…」

一人ゴチながらも、自然に口元が緩んだ静は程よく力の抜けた身体で勇んで本社のドアを潜った。
/124ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ