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蜜刻に揺れて
第1章 change the neworld
''そりゃ良かったね''
飾りっ気のないメールの返信に、思わず笑い声が漏れる。
「竜?」
振り向くとそこには最高の相棒が、グラスと新品のシャンパンを持って立っていた。
「メール?女?」
「まぁ…そんなとこ?」
「誰?」
「花屋の花子さん」
はぁ?と首を傾げ、笑い合う。
メンバー全員がシャンパンファイトでびしょ濡れになりながら、夜が更けていった。
朝が来て、返信メールがない事に静の心が騒めく。
ぶっきら棒過ぎたかもと後悔が襲う。
いや、変に期待を持たせる仲でもない。
言い訳が頭をぐるぐるしながら、それでもスーツに着替えて駅へと向かった。
ぎゅうぎゅうの満員電車に乗るのは何年ぶりだろうか。
最寄り駅に着く頃には全力疾走したかのような疲労感に襲われていた。
「よしっ!行くか!」
小声で一人気合を入れると、スマホが震えた。
画面の新着メールの表示に静は慌ててそれを開ける。
''行けっ!ハナコ!''
「ハナコじゃないから…」
一人ゴチながらも、自然に口元が緩んだ静は程よく力の抜けた身体で勇んで本社のドアを潜った。
飾りっ気のないメールの返信に、思わず笑い声が漏れる。
「竜?」
振り向くとそこには最高の相棒が、グラスと新品のシャンパンを持って立っていた。
「メール?女?」
「まぁ…そんなとこ?」
「誰?」
「花屋の花子さん」
はぁ?と首を傾げ、笑い合う。
メンバー全員がシャンパンファイトでびしょ濡れになりながら、夜が更けていった。
朝が来て、返信メールがない事に静の心が騒めく。
ぶっきら棒過ぎたかもと後悔が襲う。
いや、変に期待を持たせる仲でもない。
言い訳が頭をぐるぐるしながら、それでもスーツに着替えて駅へと向かった。
ぎゅうぎゅうの満員電車に乗るのは何年ぶりだろうか。
最寄り駅に着く頃には全力疾走したかのような疲労感に襲われていた。
「よしっ!行くか!」
小声で一人気合を入れると、スマホが震えた。
画面の新着メールの表示に静は慌ててそれを開ける。
''行けっ!ハナコ!''
「ハナコじゃないから…」
一人ゴチながらも、自然に口元が緩んだ静は程よく力の抜けた身体で勇んで本社のドアを潜った。