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蜜刻に揺れて
第10章 still miss u
「りゅ…ちょっ、待って…」
「何?」
竜の手は止まらない。
「寝、ない、とっ…」
「逃がさない」
「きょ、うっ…はっ…」
「そう、今日やっと想いが重なった、やっと静が本当に俺のものになった、なのに明日からはもう離れ離れになる」
鼓膜を震わす竜の声色は官能に満ちていて、身体をまさぐる掌は触れた箇所を焦がしていく。
「も、ぅっ…離れた、り、しない、ンッ、からぁ…」
散ったはずの官能の焔は竜の手でいとも容易く灯される。
「離す訳ない、でも、行く前に俺を刻み込む」
「りゅ…っん…はぁっ…」
「何をしていても、何処にいても、俺を思い出す様に」
見つめ合った瞳、竜の鋭く熱を帯びた視線から離れられなくなる。
「竜こそ…今更、違ったなんて…」
その続きは答えを聞くまでも無く呑み込まれる。
唾液と共に竜の心までが注がれ、身体中に沁み渡っていく。
それはまた別の恐怖になる。
離れ難く、掛け替えのない刻。
「…ふっ…ぁ、ンッ…ふっ…く…ぅン…」
何度も何度も角度を変えて、深く深く貪る様に舌を絡ませる。
竜の指先は鎖骨をなぞり、脇腹を這う。
お腹を撫で、太腿の付け根から膝の裏へと辿り着く。
「何?」
竜の手は止まらない。
「寝、ない、とっ…」
「逃がさない」
「きょ、うっ…はっ…」
「そう、今日やっと想いが重なった、やっと静が本当に俺のものになった、なのに明日からはもう離れ離れになる」
鼓膜を震わす竜の声色は官能に満ちていて、身体をまさぐる掌は触れた箇所を焦がしていく。
「も、ぅっ…離れた、り、しない、ンッ、からぁ…」
散ったはずの官能の焔は竜の手でいとも容易く灯される。
「離す訳ない、でも、行く前に俺を刻み込む」
「りゅ…っん…はぁっ…」
「何をしていても、何処にいても、俺を思い出す様に」
見つめ合った瞳、竜の鋭く熱を帯びた視線から離れられなくなる。
「竜こそ…今更、違ったなんて…」
その続きは答えを聞くまでも無く呑み込まれる。
唾液と共に竜の心までが注がれ、身体中に沁み渡っていく。
それはまた別の恐怖になる。
離れ難く、掛け替えのない刻。
「…ふっ…ぁ、ンッ…ふっ…く…ぅン…」
何度も何度も角度を変えて、深く深く貪る様に舌を絡ませる。
竜の指先は鎖骨をなぞり、脇腹を這う。
お腹を撫で、太腿の付け根から膝の裏へと辿り着く。