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フルカラーの愛で縛って
第1章 檻

互いの粘膜を確かめるように絡み合った舌が唾液に溺れて熱くなる。
溢れそうな口腔の滑りをゴクリと音を立てて飲み干すも、飲みきれない蜜が詩織の口の端から一筋垂れてシーツに染みを作った。
男は口づけを続けたまま右手で彼女の頬を撫でると、その手を胸元の横へ滑らせて臍(へそ)まで下ろす。
真っ白い腹部の小さな凹みを指先で擽ってから、その手を左太腿へ降ろすと、太腿の外側を軽く音を立てて平手で叩く。
「ッ」
詩織の身体が電流を受けたように震えた。濃厚な接吻の続く濡れた音が響く中、自ら足を広げる。
5年も仕込まれた身体は、槙野の意図を的確に汲み取る。快感の火を身の内に抱えているなら尚更だ。
狡猾な笑みを口元に刻んだ男は、彼女の上唇を噛んで引っ張りながら一度顔を上げる。
互いの間を唾液の糸が1本すぅっと繋ぎ、ふつりと切れた。
普段は色素が薄い桜色の詩織の唇は、槙野の熱に当てられて今や赤く濡れ光った。
溢れそうな口腔の滑りをゴクリと音を立てて飲み干すも、飲みきれない蜜が詩織の口の端から一筋垂れてシーツに染みを作った。
男は口づけを続けたまま右手で彼女の頬を撫でると、その手を胸元の横へ滑らせて臍(へそ)まで下ろす。
真っ白い腹部の小さな凹みを指先で擽ってから、その手を左太腿へ降ろすと、太腿の外側を軽く音を立てて平手で叩く。
「ッ」
詩織の身体が電流を受けたように震えた。濃厚な接吻の続く濡れた音が響く中、自ら足を広げる。
5年も仕込まれた身体は、槙野の意図を的確に汲み取る。快感の火を身の内に抱えているなら尚更だ。
狡猾な笑みを口元に刻んだ男は、彼女の上唇を噛んで引っ張りながら一度顔を上げる。
互いの間を唾液の糸が1本すぅっと繋ぎ、ふつりと切れた。
普段は色素が薄い桜色の詩織の唇は、槙野の熱に当てられて今や赤く濡れ光った。

