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フルカラーの愛で縛って
第1章 檻
一度立ち上がる男に、詩織が無意識に両腕で体を庇おうとする。

「詩織」

彼は彼女の抵抗を言葉一つで制すると、開かれた彼女の脚の間へ移動した。
赤く色づいた左の太腿と、まだ何にも汚されていない白い太腿のコントラストを楽しみながら膝を立てさせてM字に開脚させる。
割れ目の近くまで赤く塗りつけた媚薬が悪戯な刺激を生むのだろう。
しとどに濡れた詩織の花びらの奥で、柘榴のように赤い入り口が時折何か求めるようにヒクヒクと動いている。
槙野が見つめているだけでも感じているのか、その蠢く蕾からは透明な雫がねっとりと押し出される。
詩織の両手がシーツを強く握り、整えられていた布団に皺を作った。
その指を眺めながら、胡座の片足だけ膝を立てて、槙野が酷薄な笑みを零した。

「乳首だけは、触っても構わない」

詩織が眉間に皺を寄せて顔を横に倒す。
許可された行為に対する羞恥と拒絶、躊躇いを示すような仕草に、男は笑みを崩さず口を開いた。
己の人差し指と中指を口腔に招き入れ唾液をまとわせる。
さして時間もかからずに十分に濡れそぼる2本を引き抜くと、上体を倒して彼女の左内腿へ、その右手を伸ばす。

「……はっ」

皮膚に触れられただけで、そこから溶け落ちるような異様な感覚に詩織がたまらず身体を波打たせた。
男は、濡らした指で、乾きかけたローションで汚れる太腿を撫でていた。
拭き取るような、その動きは、赤い火種を指先へ移す行為だ。
十分に2本の指に朱(あか)が飛び火すると、槙野は詩織の右太腿を左手で押さえ、前戯が不要なほど濃密な雫を孕む蜜壺へ、躊躇いなく指を突き立てた。

「んぁああッ!」

唐突に穿たれた衝撃に、詩織が細く長い悲鳴を上げた。

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