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フルカラーの愛で縛って
第1章 檻

「俺の躾が足りていないんだな」

「……っ!」

男の呼称の変化に、はっとした詩織が自分の脚の間に視線を向けた。
だが、直後、槙野は尻の位置をずらすと両手で彼女の太腿を抱え、彼女の股間に顔を埋めていた。
鼻先で茂みをかきわけるようにして、立ち上がっている彼女の女芯に男は歯を立てて吸い付いた。

「あっ、やっ! ……やめ、てッ……ンッ!」

過敏なそこに犬歯が食い込み、女体が布団の上で跳ねる。
胸から天井へ起き上がりかける、その仰け反り方は、まるで赤く彩られた乳首にフックでも引っ掛けて吊されたようだ。
詩織の汗が湿った部屋の中に舞い、強く左右に振った髪の毛が彼女の鎖骨に細い縄のように張り付く。

「おねがっ…、槙野さッ、アアッ!」

「詩織。何度言えば分かる。俺の名前を呼べ」

「アッ、せ、じさんッ……征二、さ、ンッ!」

口の中で詩織の豆を転がしなぶる。前歯で引っ張り唇で食み、吸い付きながら槙野は詩織に牙を剥いた。

「まだ言い訳が必要か。俺の指示が必要か」

舌先で赤く膨れた芽をいたぶりながら、槙野は片手だけで己のシャツのボタンを一つずつ外していく。

「今日も駅で考えたんだろう? 俺の家に行くべきか、やめるべきか」

「……や、ぁ……、おねがッ…、せい、じ、…さ、……アッ!」

「それでもお前は俺の家に来た。どうしてだと思う」

槙野が一度上体を起こし、脱いだシャツを部屋の隅へ放り投げた。
行灯の灯りを白い布がザッと遮り、槙野の顔が一瞬だけ黒く陰った。
潤んだ瞳で自分を見上げる詩織の前で、槙野はデニムのホックに手をかけると、既に鎌首をもたげている怒張を取り出す。

「お前も俺に惹かれているからだ」

詩織の肢体に身体を重ねた槙野は、先走りの絡む己の肉棒を詩織の中に一息に捩じ込んだ。
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