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フルカラーの愛で縛って
第1章 檻
「ワギナ、は嫌いかい?」
「……あ」
「じゃあ、言ってご覧、詩織。俺の肉棒を咥えこんで、だらだらと涎を垂らす君の欲深いここは何て言う?」
槙野の指が肉茎を飲み込む詩織の淫蕩な襞を指先でトントンと叩いた。
詩織の耳が赤く染まる。
「詩織?」
「ゆ、……るして、征二さん…」
優しく尋ねる槙野の首筋に顔を埋め、詩織がすがるように呟く。
微かな反抗に片眉を持ち上げた槙野は、だが彼女の膣壁が己のペニスを逃すまいと締め付けてくる動きにぞっとするほど艶かしい笑みを浮かべて口を開いた。
「なんだ、詩織。俺に言わせたいのか」
「……ッ」
聞こえた声の冷たさに、詩織がはっとして身体を起こそうとした。
その彼女の後頭部を右手で強く掴み、槙野は彼女の顔を力任せに引き寄せた。
鷲掴みにされた髪の痛みに身体を固くした彼女の耳に唇を押し当て、男は低く告げた。
「××××、だろ?」
直後、男の腕から逃れようと暴れた詩織の肉襞が、意志に反して槙野の肉杭をグッと締め付けた。
甘美で歪んだ男の手の中で、詩織が仰(あお)のいた。
槙野の右手は彼女の左胸を掴み、親指の爪を乳首に立てている。
左手1本で手折った花を抱きかかえ、腰を前後に大きく揺らしている。
もがく彼女の右目から、赤い涙が一筋、布団に落ちた。
彼女の抵抗は予測の範囲内だったのか、嗤(わら)う男は思いのまま腰を使い始めた。