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フルカラーの愛で縛って
第1章 檻

槙野が命じるままに、詩織は丸椅子の上でポーズを取った。
彼に向きあうように腰を降ろし、右の踵を椅子の縁に引っ掛けるようにして右膝を抱え込む。
両手で抱きしめた、その足に右頬を委ねるように顔を倒し、斜め下の床を、ゆったり眺める。
姿勢が確定すれば、あとは槙野が詩織の髪を好みの分量で肩口に流した。
「動かないで」
静かに告げて、彼がイーゼルの方へと戻って行く。
遠くから彼女のポージングをチェックすると、イーゼルにたてかけていたクロッキー帳を手に取り、鉛筆を握った。
「詩織」
「はい」
「そのポーズで15分は厳しいかい?」
「大丈夫です」
「じゃあ、15分にしよう」
彼はデニムのポケットからスマートフォンを取り出して15分を計測し始める。
デッサンが始まった。
彼に向きあうように腰を降ろし、右の踵を椅子の縁に引っ掛けるようにして右膝を抱え込む。
両手で抱きしめた、その足に右頬を委ねるように顔を倒し、斜め下の床を、ゆったり眺める。
姿勢が確定すれば、あとは槙野が詩織の髪を好みの分量で肩口に流した。
「動かないで」
静かに告げて、彼がイーゼルの方へと戻って行く。
遠くから彼女のポージングをチェックすると、イーゼルにたてかけていたクロッキー帳を手に取り、鉛筆を握った。
「詩織」
「はい」
「そのポーズで15分は厳しいかい?」
「大丈夫です」
「じゃあ、15分にしよう」
彼はデニムのポケットからスマートフォンを取り出して15分を計測し始める。
デッサンが始まった。

