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フルカラーの愛で縛って
第6章 命
水音を立てながら、吸い付いた陰核から顔を離した庵原は、一旦右手を引き抜いた。
粘着質な甘い露で光る指に、舌を絡めて味わいながら上目遣いで詩織の顔を見る。

「詩織ちゃん」

「……」

向けられた表情は、あどけなく溶けて何処か無垢だった。
固くなったデニムの前を彼女の太腿に擦りつけながら、庵原は少し身体を上にずらす。
その濡れた指を、薄く開いたままの彼女の唇に押し当てる。
射るような視線を見つめ返したまま、詩織は夢でも見ているような表情で、ゆっくりと唇を開いた。

互いの体液が絡む庵原の指が、詩織の口の中に滑りこむ。僅かに塩気を感じる指に、詩織は赤い舌を絡めて小さく吸い付いた。乳児のような、その仕草に、庵原の腰が重く熱を篭もらせる。

がむしゃらになりかける己を抑えるように、下唇を噛み、庵原は指を増やす。
くちゅ、とセクシャルな音が詩織の口元から零れ落ちる。
3本目の指を頬張った時、詩織が僅かに苦しげな顔をして、庵原にせがむような視線を向けた。

ごく短く、庵原が頷く。

その動きに、詩織が祈るように目を閉じ、緩やかに顎を逸らす。
自然と唇から逃れた指先を、静かに、胸の谷間から腹へ、直線を描きながら辿らせる。
熱気がまとわりつく室内で、濡れた指は簡単に乾くこともなく、詩織の唾液をまとったまま、へそを降り、茂みの中へ潜り込んだ。濡れた指先で甘芯を弾き、震える身体に喉を鳴らしながら、その3本をぬらぬらと滴(しずく)に濡れる花弁の中へ押し入れる。

「……っは」

膝下で揃えられたままの詩織の脚が、空隙を満たし侵入してくる指の質感に震えた。
襞の隅々まで撫で尽くすように、男の指先がうねるように動き、その度に、詩織の唇から湿った吐息が漏れる。最奥を求められる度に、身体がわななき、ベッドが軋む。
何度か首を振る詩織だが、その腰元では、庵原の指を伝った透明な蜜が、シーツにぬかるみを作っている。

「……ぁ、あっ……んッ」

呼吸の代わりにセンシュアルな声を吐き出す詩織に、庵原が獣じみた細い瞳を更に細める。背を逸らす詩織の胸元が揺れて、その先端の赤みが紛れない快楽に膨らんでいる。
この光景だけで、玉が疼いて、熱を噴き出しそうだ。
いっそ、このまま詩織の身体を責め立てるだけで達してしまっても構わないのかもしれない。
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