この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
曖昧なままに
第6章 肝心なルール
 その後のことは、スクリーンに映し出される映像のように、俺の視界の中を静かに流れていた。

 違っているのは、そこに快感が伴う点。だが意思を介在させることなく、傍観者であるかのように儒順に従う俺。愛美の言葉とその行為に、ひたすら委ねる。

 隠されていたものが、顕わになった瞬間。俺の極度の興奮は、大量の噴出を導いた。愛美の全裸に対する憧れが、俺の中で極限に至り登り詰めた――それが、その結果。

 頭を空虚と化しつつも、俺は愛美にシャワーを浴びることを勧める。重力に逆らって噴射された白濁は、密着した二人の身体を容赦なく汚していた。

「それでは、一緒に――」

 その言葉を受け入れ、俺たちは裸のまま浴室へ――。


「私が、洗いますから」

 愛美はそう言うと、俺の身体を洗い始める。しかし、普通に背中を流していたのも最初だけだった。

 身体が十分に泡立った頃――。

「――!」

 両脇からスルッと滑り込んだ両手。それが俺の薄い胸板を弄り、更に乳首をきゅっと摘み上げた。

「洋人さん、弱いんですね――ココ」

 ピクッとした俺の反応を愉しむようにして、愛美はこれでもかと微かな突起を刺激。背後に立つ愛美の胸が、俺の背中にぬるりとした泡の感覚を伝えた。

 やがて泡を纏った左手は、腹部をするりと滑り落ちて太腿に至る。一度、内股を擦るようにして深く臀部まで。それから奥より絞り上げるように、じっくりと股間を撫で上げた。

「ふぅ……!」

 温かいシャワーを浴びて、幾分たわんだ二つのボール。愛美の手がその感触を探り、存分に確かめてゆく。

 そして、次に竿の付け根を掴んだ手が、今度は一気に先端までツルンと扱き抜けた。

「ウフ、凄い」

 愛美が感嘆の笑みを漏らす。

 彼女の手の施しを受け、俺は再びビンビンに頭を擡げていた。

 顔の見えぬ背後からの愛撫は、その回復を期せずして早めている。

 愛美はそこで手を止めると、二人の身体の泡をシャワーで流す。

 そして――立ち尽くす俺の前に跪き、愛美は言った。

「さあ――どうぞ」

 微笑で俺を見上げ、愛美は両手を広げる。

「……」

 黙って見下ろしながら、俺は俄かに彼女の意図を理解していた――。


「そう……もっと……激しく」

「くっ……」

 トロントした眼差しに見守られ――俺は懸命に自らを扱き上げていた。
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ