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曖昧なままに
第7章 ディープな日
 ベッドに横たわっている俺――。

「……」

 愛美は無言のまま、その衣服の一枚一枚を剥ぎ取ってゆく。

 無防備に全裸とされ、その足先までの一通りを愛美の瞳がじっくりと眺めた。

「脚を開いてください」

 言葉に応じて、間隔を開けた両脚。そのスペースに、愛美が腰を屈めて座る。

 俺の局部――そこに鼻先を触れさせんばかりに、愛美の顔が近づく。エアコンの風に靡いた髪の一房が、さわっとくすぐるような感触をソコに伝えた。

 しかし愛美自身は微動だにせず、ひたすらじっとその一点を見つめる。

 ピクリ――。

 その視線に応えるよう、やがて天を目指さんとムクムクと肥大化――。

「……」

 その完成を見届けながら、愛美は表情すら変えず何ら反応を見せない。

「流石に、恥ずかしいよ」

 耐え兼ねて先に口を開いたのは俺の方。するとようやく、愛美もそれに応じた。

「そんなの、嘘です」

「嘘じゃないって」

「だって、洋人さん……大きくしてます。興奮しているんですよね?」

「そ、それは……」

 くす――愛美が静かに笑う。

「そう――つまり、洋人さんはそういうタイプの人」

「どういう意味?」

「恥ずかしいほどに――高まろうとしてゆくの」

「そう……かな?」

「今、試してあげます。だから、うつ伏せになってください」

 今宵は俺からのリクエストは、受け付けてられない。命じられるまま、俺はゴロリと体制を変える。

 ぴと――。

 向けた背中に、触れた指先。それが円を描くように動き、肩甲骨の間を指し止まった。

「ここに――小さな黒子があるの、ご存知ですか?」

「いや」

「ウフ、見つけてあげられて――よかった」

 まるで慈しむように囁き、愛美はそこに口づけをする。

「他にも……あるかな?」

 そう言って、愛美は流れのまま舌を背中へ這わせた。ツーッと背筋を通り徐々に下方に進むと、それが臀部へ到達する。

「綺麗な――お尻」  

 今度は両手でそれを支えながら、すりすりと頬ずりを始める愛美。顔の向きを変え左右に動かしながら、じっくりと感触を愉しむように続けていた。

 それから再び用いた舌が、尾てい骨の辺りから切れ目の始まりへ至る。

 そこでまた――愛美は俺に命じた。

「洋人さん、お尻を突き出してください。もっと全てが……私に見えるように」
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