この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
曖昧なままに
第8章 相和する時
 スタイルを足先まで堪能した後。今度はそのたわわな胸を解き放ち、この目にしたいとの欲求が俺の中に生じた。

 俺は左右の紐を窄めた肩より外すと、黒のブラジャーをそのまま擦り下げてゆく。

「ん……」

 解放された、その拍子。二つの山が波打つようにして、プルンと揺れた。だがその全貌を確かめる前に、奈央は両手でそれを覆う。

「何故――隠すの?」

「だって……」

「奈央の胸――見せてくれないか」

「……」

 奈央は黙ったまま、ゆっくりと両手を下げた。どうしてと疑問に思うほど恥ずかしそうに、奈央は身体を小刻みに震わせる。

 仰向けの体勢にあっても、形を保った美しい胸。それを眺めていると、横を向いたままの奈央が言う。

「私……乳輪が大きくって……だから……変、だよね?」

 言葉通りやや大き目なそれは、直径5センチ程の綺麗な円。色は少し淡い茶色で、乳首は逆にポツッとした小粒。

 それは俺にとって、十分過ぎる程に満足なもの。だがそれ以上に、そんな些細なことを本気で恥ずかしがる彼女が、とても可愛らしく思えていた。

「全然――とても綺麗だ」

 俺はそっと胸を寄せ上げ、そこに顔を埋め舌を這わせる。心地よい柔らかさと弾力を、じっくりと揉みしだき。優しく乳輪を舐め回すと、小さな乳首を含み吸い上げた。

「あ……んんっ……はあ……くぅ」

 奈央は頻りに身悶えし、時折ピクリと激しく反応。胸、脇、首筋――何れ対する愛撫にも、高い感度にて呼応。声を堪えるよう唇をきゅっと結び、両手は俺の浴衣を強く掴んでいた。

 俺は乱れた浴衣を脱ぎ去り、奈央を抱き寄せ再び唇を重ねる。そうしながら右手で身体を撫ぜると、奈央の閉じられた内股へと差し込む。

「う……んっ」

 若干の抵抗の後、徐々に開かれる脚。俺は下着の上から、奈央の局所を窺った。

「凄いね……もう、こんなに」

 奈央は既に下着の表面までを、ぬらぬらと濡らしている。

「い、言わないで……意地悪」

 火が出そうな程に顔を真っ赤にして、奈央は俺を非難した。

 そしてお返しとばかりに、俺の股間へとその手を伸ばす。

「こっちだって……ビンビンですけど」

「まあ……そうだね」

 申し訳なさげにそう答えた時。

 くすっ――

 と、微笑みを洩らす奈央。そして、俺を見つめポツリと言った。


「ね、もう……しよ」
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ