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魅惑の境界線
第24章 魅惑のFGC
「…!」
何の気なしにトイレを出た所で
人の足音に気付いた
油断してたなぁ~
いつもなら出る前に気が付いてたのに
…
でもまぁ
フル女装だし暗いし普通にしてたら大丈夫だろうと
足音の主とすれ違おうとしとところ
向こうの懐中電灯がこちらを照らした
「…」
「…キミ、高校生じゃないか?」
げっ、よりにもよって警察官!
しかもこっちへ近づいて来る
「…どうしたのこんな時間に」
夜の11時半も過ぎての
女子高生の格好はマズイか…
「…見慣れない制服だけど、どこから来たの?家出じゃ無いだろうな」
矢継ぎ早に職務質問が飛んでくるが
しゃべると男だとバレそうだ…
場合が場合なら
女装趣味だと言っても罪にはならないだろうけど
女子トイレから出てきたところだからなぁ…
「…」
「…こんな時間に歩いてたら危ないから交番まで来なさい」
おいおい『早く帰りなさい』っとか言って解放してくれないのかよ…参ったなぁ…
「ユウコ!待った?」
沈黙した夜中の公園にカン高い声が響き
カツカツカツとハイヒールの音と共に
女性が駆け寄ってきた
「ごめんねユウコ、自販機が無くてさ~」
背のスラッとした20代OL風の女性は
僕に向かって話しかけてきた
「ああ、この娘のお連れさん?」
警察官が女性に訊ねると
「ええ、姉です」
と即答し
「親戚の法事で遅くなったんだけど、この子ったらトイレがガマンできないって言うもんだからここに寄ったんですよ~私は寒いから温かい物を飲もうと自販機探してたらなかなか見つからなくて…」
と早口で話し始めた
「…そうでしたか。こんな時間に未成年者が一人で居ると思ったものですから、声を掛けたんですが…」
「ご心配おかけしました、家はもうすぐそこですので大丈夫です」
「そうですか。気を付けてお帰りください」
「ありがとうございました。さ、帰るよ」
彼女は警察官に会釈すると
こっちに温かいミルクティーのペットボトルを1つ渡して歩き出した
…
何だかよく分からないけど
取り敢えず警察官からは逃げられるので
僕はそれを受け取ると
警察官にペコッと頭を下げて
彼女の後について行った
何の気なしにトイレを出た所で
人の足音に気付いた
油断してたなぁ~
いつもなら出る前に気が付いてたのに
…
でもまぁ
フル女装だし暗いし普通にしてたら大丈夫だろうと
足音の主とすれ違おうとしとところ
向こうの懐中電灯がこちらを照らした
「…」
「…キミ、高校生じゃないか?」
げっ、よりにもよって警察官!
しかもこっちへ近づいて来る
「…どうしたのこんな時間に」
夜の11時半も過ぎての
女子高生の格好はマズイか…
「…見慣れない制服だけど、どこから来たの?家出じゃ無いだろうな」
矢継ぎ早に職務質問が飛んでくるが
しゃべると男だとバレそうだ…
場合が場合なら
女装趣味だと言っても罪にはならないだろうけど
女子トイレから出てきたところだからなぁ…
「…」
「…こんな時間に歩いてたら危ないから交番まで来なさい」
おいおい『早く帰りなさい』っとか言って解放してくれないのかよ…参ったなぁ…
「ユウコ!待った?」
沈黙した夜中の公園にカン高い声が響き
カツカツカツとハイヒールの音と共に
女性が駆け寄ってきた
「ごめんねユウコ、自販機が無くてさ~」
背のスラッとした20代OL風の女性は
僕に向かって話しかけてきた
「ああ、この娘のお連れさん?」
警察官が女性に訊ねると
「ええ、姉です」
と即答し
「親戚の法事で遅くなったんだけど、この子ったらトイレがガマンできないって言うもんだからここに寄ったんですよ~私は寒いから温かい物を飲もうと自販機探してたらなかなか見つからなくて…」
と早口で話し始めた
「…そうでしたか。こんな時間に未成年者が一人で居ると思ったものですから、声を掛けたんですが…」
「ご心配おかけしました、家はもうすぐそこですので大丈夫です」
「そうですか。気を付けてお帰りください」
「ありがとうございました。さ、帰るよ」
彼女は警察官に会釈すると
こっちに温かいミルクティーのペットボトルを1つ渡して歩き出した
…
何だかよく分からないけど
取り敢えず警察官からは逃げられるので
僕はそれを受け取ると
警察官にペコッと頭を下げて
彼女の後について行った