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一つの屋根の下
第2章 1→

その居心地の悪い空間を破ったのは誠だった。
「空いてる部屋は?」
無機質な声で言う。

「えと…二階の一番奥…が」
命がそういうと返事もなしで二階に上がってしまった。

本当にこの人が兄なのだろうか…
 
3年前会った時はもっと温かい人だった…気がする。

いや、一回しか会ったことないんだから記憶もあやふやだ。

「一緒に暮らせるのは嬉しいけど…上手くやっていけるか心配だなぁ…」

もう昼になりそうだ…。残っている朝ご飯を食べ進める。

一緒に住むとなればご飯とかも私がしなきゃいけないのかな…。面倒だ…。

朝ご飯を食べ終え、自室に戻り昼寝をすることにした。

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