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第14章 二年
「日中は打ち合わせか
ちょっとしかすることないからさ…
俺ずっと思ってたんだ
毎日でも一緒に居たいなってさ
美紗にも都合があるだろうしさ…
言えなくてな
職権乱用だな」
彼が私の手を握る
「あのね…
私もずっとずっとそう思ってたよ
お互い言えないことだらけだったのかな…
今まで…」
私は彼のすぐ隣に横になり
「ねぇ…言えなかったついでに聞いてもいい?」
と彼に聞く
「ん?どした?」
彼が私のほうを見る
「私としたときのこと思い出すときある?
自分でするときに思い出す?」
と彼に聞く
「すごいこと聞くな…恥ずかしいな…
まぁ…そりゃ…思い出すよ
いつもいつもさ…」
照れ臭そうに彼が言う
「私ね…あのとき今まで感じたことがないくらい
気持ちよくなっちゃったの…
私も思い出すの…
してほしいの…」
恥ずかしくて顔をあげられない
「お前…そんなこと言ったら俺だって
我慢できないぞ」
彼が私に覆い被さり私の目を見て言った
「うん…いいよ
そうして欲しい…
今までしてこなかったこととか…
できなかったこと
全部涼にあげたいの…」
私は彼の目を真っ直ぐ見つめて
言った
「美紗…
もう戻れないとこまで行くことになるけど
いいか?」
彼が私に聞いた
私は
「涼がいてくれたらそれだけでいいから…」
そう言って彼の唇にそっと
彼と私自身への誓いのキスをした
彼が私の髪を優しく撫で
私の顔を見つめると
何度もキスをする
彼の舌が私の唇に触れると
私は彼にしがみつくようにして
それを受け入れる
彼の大きな温かい舌が
私の口の中で私の舌を探す
それは絡まり合いながら
溶け合うように
私の口の中で動く
「ハァハァ…」
私はそれだけで息が早くなってしまう
「ん…ハァハァ…チュッ…んっ…」
頭が真っ白になってしまいそうになる
彼がブラウスのボタンを片手で
外していく
淡いピンクの下着が現れると
「ピンクも似合うな…」
彼がそう言ってブラの上から私の胸に触れる
優しく…そして
厭らしく動く彼の手はやがて両方の手で
私の胸を揉みはじめる
「あ…ハァハァ…んん…」
それだけで感じてしまう
彼の指が下着の上から先端を探しあて
その部分だけに何度も触れる
「あっ…あ…」
身体がピクピクと反応してしまう