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第7章 生きるということ

謙さんは会長の会社の重役をしていた

会長に認められ信頼され
横山さんと共に
コンサルタント業を副業としていた

飲食店や風俗店などを経営したいという人に
開店資金の貸し付けから
人材確保のサポート
管理までを全て行っていた

会長はあくまで融資のみで
開店後売り上げがある一定のラインを越えた時だけ
会長と謙さんに分配されて入ってくるように
なっている

普段は謙さんに対して何も言わない人らしい

私は謙さんに送ってもらい
会長の待つお店に向かった

謙さんとはじめて会ったあのお店だった

一番広い個室に案内されると
縁側に腰を下ろし庭園を眺める会長がいた

「失礼致します
はじめまして、私…」

会長が振り返ると

「あぁ!美紗さんね
はじめまして、やっと会えたねぇ
座って座って」

優しい笑顔で言った

「いやね
僕は知らなかったんだよ
君の存在をね
あるときうちの店に面白い求人広告が出ていてね
これを考えたのは誰かって横山に聞いたら
君だって教えてくれてね
客引きや送迎まで全部やってくれてるらしいね
謙君に是非会わせてくれって
言っていたんだけどね
なかなか会わせてもらえなかったんだよ」

そう言いながら
私の目の前に座った

「いえ
雇っていただいてありがたく思っています
女だから使えないと言われるのが悔しいので
皆さんと同じことをしているだけですので…」

私は会長の顔をまっすぐ見つめ言った

「いいね!
意志が強そうな良い目をしてるね
それと笑ったときの顔がチャーミングだ
店のことだけどね
一ヶ月で引き継ぎを終わらせて
改装工事をして
その後リニューアルオープンしようと思っているんだ
謙君がね美紗さんのしたいように
やらせてみたいから今回融資はいらないってね
お金は謙君がみるからということなんだ
僕もねこの世界で
女性が経営者って面白そうだなってね
幸いあそこは立地も良いし
客数もなかなか良かったから心配はいらないよ
君はラッキーだったね」

会長はそう言うと
食事を始めた








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