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第2章 果てるということ

彼は私の身体を引き上げると湯船に誘った

優しく後ろから私の肩に手ですくったお湯を
かけてくれている

「いっちゃった?」


「たぶん…
こんなふうになったのはじめてだから
そうなのか分からないけど」
素直に伝えると彼が私を後ろから抱き締めた

先に身体を拭き終わった彼が私を呼ぶ
頭がまだぼんやりしていて
気がつくと彼が私の身体を優しく拭いてくれていた

手を繋いでベッドに入ると

彼が

「おやすみ」
と私の額にキスをした

「エッチ…しなくていいの?」
と思わず聞いてしまった

「ん、さっきので心が満足したから大丈夫だよ」
と言って私の頭を撫でた

心が満足…

私はきっとまだ知らない感情だ

でもあんなふうになって
彼はまだ果ててないのに…

彼にも気持ちよくなってほしいと思った

そして自分から彼の上に乗ると
胸やお腹や腰にキスをしながら舌を這わせて
彼のあそこに近付いていく

腿の内側から少しずつ
彼のあそこに舌を近付けると
彼の手が私の腕を少し強く握った

少しずつ少しずつ
舌を動かしながら先のほうへ向かう

「んっ…あぁ…」
吐息まじりの声を出しながら
彼がさらに私の腕を強くにぎる

ゆっくり私の舌が先端にたどり着く
すごく熱くてぬるぬるとしていた

私はゆっくり口をあけると
先のほうだけを含んで少しだけ上下してみる

「んっ、んっ」
たまらなくなった彼が自分から腰を浮かせて
私の口の奥のほうまで入ってきた

「あぁ…だめだ我慢できない…入れたい」
彼はそう言って起き上がると
私に覆い被さった

さっきの余韻か
彼の指が私の入り口に触れると
濡れているのが分かる

指先がクリトリスに触れると
声が出てしまう

息を荒くした彼が胸を舐めまわしながら
指を動かし続ける

「ハァハァ…あっ…だめ…もう入れて…」
彼にしがみつくと
ゆっくり彼が入ってきた

「ああっ…うわすごい狭いな…痛くない?」

「ん…大丈夫」
私が答えると彼がゆっくりと腰を動かしはじめた

「んんっあっ…あっあっ…」
彼の動きとともに声が出てしまう


今までは
痛みかほとんどなにも感じることができなかった
私のあそこの中がはじめての感覚を知った

















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