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女は抱かれて刀になる
第1章 始まりは金曜日
(やっぱり。こいつ、処女だったか……)
疑問が確信に変わり、虎徹は頭を抱える。が、今は思考よりも本能が勝る。初めての男に戸惑いながらも、締め付けてくる初な女の腹は、今までになく虎徹の欲情を掻き立てたのだ。もう我慢など出来ず、思うままに和泉を突き立てていた。
「あっ!? やっ、激しっ……やぁぁんっ!」
その交わりは、まさしく鉄を打つようだった。ぶつけられる男の欲に和泉は思わず腰が引けてしまうが、虎徹はそんな和泉の体を押さえつけて打ち付ける。肌がぶつかるたびに結合部からは、火花が散るように激しく淫らな音が響いた。
二人の頭には今、余計な詮索や打算はなかった。絡み合うたび不純は除かれ、わき目もふらずただ真っ直ぐ最高の瞬間を追い求めるだけだった。
「あっあっあ、いい、イク……また、やっ、んああっ!」
先に達したのは、和泉の方だった。背中が弓なりに反り、汗と体液にまみれながら絶頂した。そして虎徹の種を搾り取ろうとする膣の動きに、虎徹もたまらず中で白濁を飛ばしてしまう。どくどくと注がれるそれの感触に、和泉はまた身を震わせ喘いだ。