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女は抱かれて刀になる
第5章 刀匠の武器
諭すように言うが、それは人として最低の発言である。背丈が似ていても、虎徹とはかけ離れた男に、和泉は久々に怒りの感情を覚えていた。
「お、ちょっといい顔になってきたな。旦那、オレを呼んだのは正解だぜ」
だが和泉の生きた感情は、男を喜ばせるだけだった。男は和泉の後ろに膝立ちすると、突き刺さったバイブを引き抜く。
「あぁっ!」
刺激に思わず声を上げれば、開いた口にバイブを突っ込まれる。自分自身の蜜の味が広がり、和泉は眉間に皺を寄せる。だが、前には菊がいる。男が菊の手先である以上、男の行動にも文句をつける訳にはいかなかった。
男の手は後ろから和泉の胸に伸び、やわやわと感触を楽しむ。菊はバイブを左手で握ると、和泉の喉奥までそれを突き刺した。
「僕のものだと思って、奉仕しなさい。今日は、あなたが絶対に経験のない事をしましょう」
もう片方の菊の手は、和泉の陰核を弄り始める。口は機械に、上半身と下半身は別々の男に。確かに和泉は、同時に二人の男から犯された事はない。愛する相手以外の男に抱かれるなど、したくもない経験だが。